蛻変(ぜいへん)の記 ~変化を常態化する~

「チームビルディング」と出会い、自分のあり方と周りへの伝え方を変えることで、周り人が手伝ってくれるようになる。「チームビルディング」の考え方や日々の気付きについて発信しています。

書き初めした文字から感じる気の力

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2021年1月2日 蛻変の記268号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今日はお正月らしく、家族三人で書き初めに挑戦しました。
今年の目標や大事にしたいことを漢字二文字にする。
筆を持ち半紙に向かい、家族交代で満足行くまで書き上げる。

日常で墨をつけて筆を持つことは全くしていません。
普段しない経験をすると、使っていない感覚を刺激されるような気がします。
全体のバランスを見ながら次をどうするかを考える。
力の入れ加減、筆に付ける墨の量など考えるプロセスそのものが刺激になる。

家族で紙に向き合い、それぞれが気に入ったものを壁に張り出す。
家族それぞれが大事にしたいことが見えるようになる。
見ているだけで、自分の意識化に乗ってくるような感じがあります。

文字が視覚として飛び込んでくるために記憶に残りやすいというのはあると思います。
自分の感覚では壁にはられた文字から訴えかけてくるものがあるんですよね。
何でかなと思ってみていると、それぞれが自分の気を込めているからなのかなと思うんですよね。
「この言葉を書く!」という思いが字に宿っているのではないか。
筆で文字を書くように、間違えたら書き直しになる。
書き損じを恐れず書き切るからこそ、字が力を持つ
精神的な話になりますが、そのように感じたんですよね。

書いた文字だけでなく、話し言葉もそうかもしれないですよね。
適当に話している言葉と気を入れている言葉では聞き手に訴えかけてくるものが違う。
伝える相手や伝えることにどれだけ気を入れているのか。
その差が言葉の熱量の違いになってくるように思います。

同じ言葉を使っても伝わり方が変わってくるのなら、
自分の姿勢として常に気を入れていたいものです。

目の前の出来事をどうせ解釈なら、前向きに捉える

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2021年1月1日 蛻変の記267号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今年は自分に起きた出来事の解釈を前向きに解釈していこうと、
今日、決意しました。

というのも、2021年を二日酔いでスタートしたんですよね。
年末年始はそういうものでしょ?という方もいらっしゃると思います。
私はお酒は好きなのですが、顔が赤くなるということで妻のお許しが出た量だけ呑める。
そのため、家で酔いつぶれることはないんですよね。

昨日は夕方にご近所さんのお呼ばれしたのを口実に深酒する。
ワンちゃんの散歩で退席しましたが、完全に酔っ払っていました。
あちこち壁にぶつかるほどフラフラしていました。
コントに出てくる典型的な酔っぱらいのような歩き。
無事に帰ってこれたことに今思うとホッとしています。

散歩から帰って、入浴後爆睡。
気づいたら夜中の2時半。
雑煮の準備しないとなぁと思いつつ、頭が痛いのでそのままゴロゴロ。
今日に限ってワンちゃんが夜泣きをしたため、頭痛を抱えながら外に連れ出す。
せっかく起きたのだからと、雑煮の準備。
雑煮が出来上がったところで、寝るかと思いゆっくりしていると、
また、ワンちゃんが落ち着かなくなる。
時計をみると、いつもの散歩の時間が近づいている。
ワンちゃんも習慣はくずさないのね、と思いながら散歩をしたおかげで、頭痛も取れる。

朝から2回散歩に行くことになったので、普段であれば面倒くさいなぁという気分になる。
今日は、「ラッキー」と思えたんですよね。
いつものように散歩に行っていると雑煮の準備が家族が起きてくるタイミングには間に合わない。
ワンちゃんが夜に落ち着かなくなったおかげで自分も早めに行動することができた。
また、雑煮を作り終えてから寝ていたら、いつもの朝のタイムスケジュールがずれる。
それをいつもどおりに散歩に行くことで、自分のリズムも整う。
さらには二日酔いも取れて、ラッキーでしたね。

起きたことに対して、前向きに捉えられると行動もしやすくなる。
イヤイヤやるのとでは気持ちの面でも大きく変わってくると思うんですよね。
出来事への意味付けだけでも前向きなものにしていきたいものです。

最後になりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします!

行動を習慣化して自分をしつける

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2020年12月31日 蛻変の記266号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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2020年も今日で最後。
今年もたくさんの方にお世話になりました。
この場を借りて御礼を申し上げます。

新型コロナで始まり、新型コロナで終わる2020年。
習慣の力が自分をしつけるのに有効な手段と実感した年でもありました。

自分にとって良い習慣が身に付いていると、外部の環境に左右されず淡々と行動していくことができる。
一度習慣になってしまえば、周りがどういう状況になろうともそれに流される事は無い。
やる一択になっており、やるのが当たり前になっているので、どうしようと悩むこともないんですよね。

ただ習慣に従って日々、行動を積み重ねていく。
行動を起こすことにより経験値が得られるだけではなく、
悩んで行動に移すまでの時間や気力が節約できるのが習慣の力かなと思っています。

今年私が身に付けた習慣は「早起き」と「散歩」です。
ワンちゃんが来てから必要に迫られて、というのが実際ですが、
どちらも自分の中で確固とした習慣になっています。

今までは毎朝早く起きようと思っていても、起きれる日もあれば、二度寝をする日もある。
毎日、安定していなかったんですよね。
今では起きる時間が遅くなると予定しているワンちゃんの散歩時間が確保できない。
起きる時間を遅くして、散歩の時間を確保すると、散歩の後の工程に影響が出る。
起きる時間で一日のスケジュールが決まるため、動かせないんですよね。

今までできなかったのができるようになった、起きる時間を固定化する。
できるようになった一番の要因はWHYが明確になったからですね。
何のために早起きするのかが自分に腹落ちしているというのが大きい。

理由としてはこんな感じ。
 朝は自分がワンちゃんの散歩に連れて行く。
 寝坊すれば家事や仕事に支障が出る。
 散歩の時間を短くするとワンちゃんの健康にも影響を与える。

自分にとって理由が明確にあり、納得感があると行動に移しやすい。
自分だけでなく、誰かのためというのも習慣化しやすかった理由かもしれません。

習慣化の力で自分をしつけていく。
今日は目覚ましをセットするのを忘れていたのですが、自然といつもの時間に起きていたました。
無意識で起床時間をコントロールする習慣の力は侮れないですw
今年の気づきを引き続き来年にも活かせるように行動を積み重ねていきたいものです。
来年もよろしくお願いいたします!

挫折を繰り返さないために小さな三連勝を目指す

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2020年12月30日 蛻変の記265号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今年も残すところあと二日。
これまでやってみようと思っても続かずに挫折したことに再チャレンジしてみました。

それは音声入力での文章作成。
手入力よりも圧倒的に早くできるからオススメと知人に言われてきました。
文字の変換を待ちながら話すのに慣れなかったり、誤変換が気になったりで
スキルが身につく前に諦めてたんですよね。

普段、読書をしているときのメモを手書きでノートにまとめているのですが、
昨日はなぜか面倒くさい気持ちになったんですよね。
ふと、音声入力をしてみるかと思い立つ。
本を片手に、スマホのメモに音声で吹き込む。
ほとんど誤変換なしでテキストが出来上がったことに驚く。

すでに音声入力をやっている人からすれば、
「何言ってんの?」レベルかも知れないですね。
手直しがほとんどいらないということに、自分の中でスイッチが入る。

思い立ったら即行動ということで、今日いくつかチャレンジ。
簡単なメールやLINEの返信を音声入力で行う。
短い文章なら問題なく行えることが確認できる。
ちょっと自信ができたところで、ブログの更新にも挑戦してみる。。

この文章を音声入力で書けたのか?と言われると、答えは「No」です。
最初の数行のみ、音声入力でできました。
あとはすべて手入力です。
途中から手入力に切り替えたのは言葉が正しく認識されず、誤変換が多いから。
自分では言っているつもりでも言葉が違って認識されるんですよね。
考えながら話しているため、発声がゆるくなっているからかもしれない。

そして、意外と話すことが出てこないんですよね。
言い切ってしまうと、次に何を言おうかなと止まってしまう。
普段、キーボード音でリズムを取りながら、次に書くことを考えいる。
文字を打つ早さで、言いたいことを整えていることに気づく。
これはええことを話そうと身構えているのと、慣れの問題かなと思っています。

今日のチャレンジではこれまでの経験と同じ結果となりました。
音声入力で正しくテキスト化できるという経験があるため、
また、やろうと思っているのが大きく違うところです。
「えいやで話して、あとで修正する」を繰り返して、スキルを身につけていきたいところ。
まずは小さな成功体験を積み重ねていきます。

冬休みに入る前に自分に課題を与えてみる

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2020年12月29日 蛻変の記264号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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今日で2020年の仕事納め。
新型コロナの対応で変わった働き方が一過性ではなく、当たり前になった年でした。
来年は今年よりは出社比率が上がるかもしれないし、今年同様かもしれないという
見通しが立たない状況なんですよね。
どちらの状況になっても、前向きに捉えられるような心持ちでいたいものです。

これから1月4日まで約一週間の冬休み。
いつもバタバタして何もしていないまま流されてしまうので、
テーマをもって過ごそうと思っています。

今回のテーマは「知行合一
娘と過ごす時間が増えるとイライラしがち。
今年は外出を控えての年末年始となるので、より接点が増える。
アドラー心理学コーチングの本を読み直す。
読んだ本の内容を実践する期間にする。
「知っている」→「分かる」→「できる」というステップの
「分かる」レベルまでに自分を高められたらいいなぁというのが今の目標。
計画倒れで終わらないよう、まずは一冊から。
読んだものを行動という形でアウトプットする。
アウトプットしたものに違和感がなくなるまでやり続けたいものです

本の内容が現実に起こると客観的に受け止めれる

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2020年12月27日 蛻変の記263号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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行動経済学にあるテーマを実体験するとより理解が深まる。
今日、体験したのは「少数の法則」と「ピークエンドの法則」です。

年末年始で休みに入ることもあり、料理をつくる負担が上がってきます。
今日は少しでも楽をしようというということで外に食べに行くことにしました。
不要不急の外出ではありますが、娘(小学2年生)に年末年始を大人しくすごしてもらうためにも、
娘のリクエストに応じて「くら寿司」に行ってきました。

何かと騒がしい時期でもあるので、ピークを避けて早めの時間を予約して訪問。
娘にとってはお寿司よりも「ビッくらポン!」の方がメイン。
親にとっては食が細い娘がゲーム目当てに食べる量が増えるので助かる場所でもあります。

いつもの調子でお皿を5枚投入したら始まるゲームにワクワク。
一回目、二回目とハズレが続く。この時点ではすぐ当たるわけでもないよねと娘は余裕の構え。
三回目も外れて、余裕がなくなり始める。
娘自身がお腹がいっぱいになりつつあるので、両親に早く食べるように促して、挑んだ4回目。
これもハズレ。我が家の経験上、四回チャレンジしたら一回は当たっている。
四連続でハズレたことに娘がイライラ。
「せっかく来たんだからもう一回だけね」と約束して再チャレンジするも、これもハズレ。

約束は約束として、ハズレ画面を確認してからお会計。
五回チャレンジして一回も当たりが出なかったことはないので、娘は不満たらたら。で。
「全然楽しくない」「もう行かない」など、家につくまでずっと文句を言っている。

普段なら、娘のイライラに当てられて、こちらもイライラすることもあるのですが、
行動経済学の本で読んだ通りのことだなぁと思いながら、今日の出来事を振り返っていました。
それが「少数の法則」と「ピークエンドの法則」です。

少数の法則とは、サンプル数の少ない偏った情報を、過大評価して一般化してしまうことです。
経験を過大評価しているために、ハズレたことに戸惑う。
自分の経験上、ビッくらポン!の当たる確率は25%なのでそれを絶対視していたんですよね。

ピークエンドの法則とは、ある出来事を経験した際に、感情のピーク時と終了時に基づいて意思決定をすることです。
今回で言うと五回目をチャレンジしてハズレで体験が終わっているため、
食事の経験そのものが面白くないもので終わっているんですよね。
これが当たりで終わっていれば、楽しい食事という体験になる(はず)。

不満たらたらの娘と接すると、私は人間ができていないのでイライラしがちなのですが、
今回は落ち着いて対応することができましたね。
娘が教科書どおりの反応をしてくれたおかげかもしれない。
現実の出来事というより、行動経済学の事例を見せつけられているような感じ。
これからも別の視点で捉えられるようになると事実と感情を切り分けられるのだろうなと思った午後のひととき

イメージがつきやすい言葉ほど認識のズレを生む

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2020年12月26日 蛻変の記262号
今日も自分の中に起こった「?」や「!」を書いていきます。
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先月、ワンちゃんが家に来てからは朝晩2回の散歩を私が担当しています。
在宅ワークになったので夜もある程度決まった時間に行ってます。
昨日は出社する用があり、早めにも帰れなかったので、夜の散歩を妻と娘にお願いしました。

帰宅してから妻に散歩の感想を尋ねると
「ビクビクしたかと思ったら急に引っ張ったりして大変だった」という答え。
うちのワンちゃんは保護犬だったこともあり、人や犬に臆病なところがあります。
恐怖の対象がいなくなると、その場から立ち去りたいと思うのか、
強めに引っ張って歩いていくんですよね。

そんなことあるよなと思って聞いていたら、「毎日、大変ね」とねぎらいの言葉をもらう。
急に優しいなと思いつつ「ありがとう」と答えると
「ほんまに、ええ運動になる。あんだけ引っ張られたら腕はいたいし、足もいたい。
 明日は筋肉痛やわ」というセリフが続く。
私の中で「?」が浮かぶ

私が散歩をするときはビクビクすることはあっても座り込むことはない。
引っ張るといっても自分が持っていかれるほどの力ではいかないし、
自分が歩かなければ、ワンちゃんも止まってくれるんですよね。

ワンちゃんにとって外での妻に安心感がないために不安で止まってしまう。
また自分のペースで歩かせてくれるためにグイグイ進んでいく。

私が思っている以上に力をかけていたんだなと気付かされましたね。
犬の散歩で引っ張る、ビクビクするという自分の中でイメージしやすい言葉だったので、
相手に確認せずに聞いていたことも気づけましたね。

前提とする場面がありふれていて、わかりやすい言葉だと自分のイメージで理解して、
相手の状況を確認しない。
今回は自分が「うん?」と思ったから確認をしましたが、
引っかかりがなければ、お互いが理解していることがずれたまま進んでいく。

田舎に帰ってきたとか、犬ってかわいいよねみたいな大きなイメージのものは
細かな確認をあまりしない。
お互いが自分のイメージで話す。
微妙なズレがあっても誤差の範囲で流してしまう。

日常会話なら問題ないが、仕事上のコミュニケーションでは致命的になることがある。
そうならないためには相手のイメージを自分が理解できるまで確認が必要かなと思います。
わかりやすいものこそ、細かな確認。そんな意識を持っていたいものです